にし阿波地域に暮らし、世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」を支えてくださる方々にインタビューを行いました。

戦国時代から続くソラの母屋「できた物がほんまに美味しい」

磯貝 勝幸さん ハマ子さん 夫妻 (つるぎ町)

三木枋集落にある磯貝さんのお宅は標高約400m余り。
ここでの暮らしは、年間を通して次々にやることがあります。冬の間は干し大根や干し芋などの干し物、味噌やきなこ飴などの加工品づくり。春が近づくとジャガイモを植え、野菜類の種まきや苗作り、植え付け。夏が近づくとタカキビ、アワ、コキビをまき、お茶つみも。やがてアズキ、大豆、ソバを作り、秋には裸麦、干し柿作り。合間にカヤを刈ってコエグロを作り畑に敷く—。

「百姓百品って昔の人が言うように、大体の物は作る。ここでできた物は何でも美味しいん、キャベツからニンジンから、みな」とハマ子さん。磯貝さん宅では体験型教育旅行の民泊も受け入れていて、都会からの修学旅行生と農作業を通じて交流しています。「農家に興味を持つ子供を育てないかん」と、この素晴らしい世界農業遺産を継続することが大切だと力を込めて話してくれました。

 

東京から移住して3年、愉しみながら農家レストランを運営

大竹 一さん ご一家 (美馬市穴吹町)

「田舎暮らし、おすすめしたいですねー」—ニコニコと話す大竹一さんは2016年3月、定年退職を機に東京から奥さんの実家がある渕名集落へ一家で移住して来ました。今は奥さん、息子さんらと農家レストラン『風和里(ふわり)』を運営しています。渕名集落は穴吹町の標高250〜550m付近にあり、伝統的に傾斜地農耕が行われている天空の郷です。
レストランで出される料理には、地元の傾斜地で栽培された旬の野菜がたっぷり使われています。調理も大竹さんの家族や地元の方々が担当し、地元ならではの一皿から、ヘルシーでおしゃれな一品料理、地元の銘茶やデザートまで、バラエティ豊かにメニューを工夫しています。

「ここは空気が美味しいし、時間がゆっくり流れている。地元の野菜はすごく美味しく、剣山系の湧き水を利用した生活なんで、本当の田舎暮らしがこんなにいいものかと感動しています。ただ、去年の冬は寒くて雪かきに追われ、水も凍って困ったこともありました。しかし不便さよりも、ここの方たちが非常に温かいんですよ。何かあったら声をかけて親身に協力してくれます。まずはここに来て、良さを体験してほしい。ネット環境も整っているので若い人たちの起業も可能です」地域全体、にし阿波全体で移住を増やせたらと、取り組みに意欲的です。

『農家レストラン風和里』の最新情報(facebook)はこちら

 

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