高冷地 水の丸の野菜
北岡 力さん(東みよし町/農家)
標高約1000メートルの東みよし町水の丸は、平地より気温が低いため夏から秋にかけていちごの
出荷が盛んな地域です。
水の丸の下にある大藤集落に住む北岡力さんは、40年ほど前から水の丸で野菜を栽培しています。
野菜作りを始めた頃は、大根を栽培し夏の時期に出荷していました。当時は夏場の大根が珍しかったため1本が200円~300円ほどの高値で売れました。
その後は、ハウスでトマトや豆類の栽培を行ってきました。
北岡さんは、「水の丸は高冷地で夏場の寒暖差も大きいため、どんな野菜も甘く美味しく作れる」と言います。
最近は、無農薬で様々な野菜を作っています。北岡さんの野菜は、産直でも人気です。
愛情を込めて育てた野菜を、「美味しい」と言って食べてもらえることが何より嬉しいそうです。
「若い頃のようには働けなくても、無理をせずに楽しみながら、これからも野菜を作っていきたい」と
話していました。