受け継がれてきた郷土の味 「源平いも」
岡本博文さん 岡本レイ子さん
(三好市東祖谷)
岡本さん夫妻は、三好市東祖谷で「ごうしゅういも」を育てています。
「ごうしゅういも」は古くから剣山周辺の山間部に伝わるバレイショの一種で、昔、都を追われて東祖谷に落ちのびた平家の一族が伝えたのが始まりと言われています。
撥水性のよい傾斜地で栽培されています。
防霜、抑草効果のある茅を敷き詰めて育て、7月から8月に収穫が行われます。
イモの大きさは小ぶりで、白いイモと赤いイモがあります。
味わいの特徴は、引き締まった食感と素朴ながらも独特の甘みがあります。
煮込むほど固く締まり、煮くずれしません。
茹でたイモを味噌で炒めると美味しいそうです。
また、小ぶりで煮くずれしないため、おでんやカレーなどの煮物にもよいそうです。
先祖代々大切に受け継がれてきた「ごうしゅういも」、ぜひ一度味わってみてください。