にし阿波をキクイモの産地に

三笠 桂司さん(美馬市脇町/キクイモ栽培加工消費研究会会長)

美馬市脇町の山あいにある東俣名地域では、夏になると畑にキクイモの黄色い花が咲き誇ります。

  

この地域でキクイモが栽培されはじめたのは2013年頃。キクイモ栽培加工消費研究会の会長・三笠桂司さんの奥様が、近所にキクイモが自生しているのを見つけたのをきっかけに育てはじめました。

  

近隣の農家20人ほどで栽培加工消費研究会を立ち上げ、休耕地などを耕し、栽培を増やしていきました。
研究会では、キクイモを生のままで地元産直市で販売するほか、乾燥させたチップスや粉末にした商品も作り、販売しています。

キクイモには天然のインスリンと言われる成分「イヌリン」が含まれていて、メタボリックシンドロームや糖尿病に効くとされています。三笠さんのキクイモはテレビで紹介されたことがあり、全国各地や海外からも注文がくるほど人気です。
乾燥させると成分が凝縮され生で、食べるより身体にいいそうで、三笠さんは「さらにいろんな商品を開発していきたい」と話しています。