令和元年11月8日(金)、つるぎ町貞光の猿飼(さるかい)集落にて、貞光小学校3年生の19人による伝統行事「お亥の子さん」が行われました。
「お亥の子さん」とは、旧暦10月の最初の亥の日に農作物の豊作と家々の繁栄を祈る行事です。児童は旧端山(はばやま)小学校猿飼分校と民家4軒を訪問し、「亥の子歌」を歌いながら、「立てずき」(長さ約35センチの木の幹に複数のかずらを結んだ道具)で庭先の地面を叩いたり、「イイチンタラ」(里芋の茎をワラで巻いた道具)で民家の縁側を叩いたりして豊穣を祈りました。
訪問した家の住民からは、お礼としてお菓子や文房具が配られました。
最後のご家庭では、そば米を使ったちらし寿司「いのこ寿司(そば寿司)」が振る舞われ、児童たちが頬張りました。
この行事は、平成3年の端山小学校猿飼分校の閉校に伴い長らく休止していましたが、平成27(2015)年より貞光小学校児童により復活しました。
集落には児童の元気な歌声や笑い声が響きわたり、住民や子どもたちにとって、思い出に残る1日となりました。
※この行事は学校教育(授業)ですので、基本的に関係者及びつるぎ町民の方以外の写真撮影等はお控えいただきたく存じます。
昨今、児童たちのプライバシーもございますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。