平成28年11月15日、つるぎ町貞光の猿飼集落にて、貞光小学校3年生の22人による伝統行事「お亥の子さん」が行われました。

「お亥の子さん」とは、旧暦10月の最初の亥の日に農作物の豊作と家々の繁栄を祈る行事です。児童は旧端山小学校猿飼分校と民家4軒を訪問し、「亥の子歌」を歌いながら、「立てずき」(長さ約35センチの木の幹に複数のかずらを結んだ道具)で庭先の地面を叩いたり、「イイチンタラ」(里芋の茎をワラで巻いた道具)で庭先の縁を叩いたりして豊穣を祈りました。訪問した家の住民からは、ご褒美としてお菓子が配られました。

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この行事は、平成3年の端山小学校猿飼分校の閉校に伴い長らく休止していましたが、昨年より貞光小学校児童の総合学習の一環として復活しました。
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集落には児童の元気な歌声や笑い声が響きわたり、住民や子どもたちにとって、思い出に残る1日となりました。