
畑とまちをつなぐ農業
中川章さん(美馬市)
仕出原地域は穴吹川沿いにあり、八朔の産地として知られています。毎年2月上旬には八朔の即売会が開かれ、多くの人でにぎわいます。父や祖父の代から続く畑を受け継いだ中川さんも、この地の風土とともに農業を続けてきました。


ブルーベリーや八朔を育てながら、自ら高松へ出向き、八朔のほか季節の野菜も対面で販売しています。そこには「売る」以上に、人と人が顔を合わせ、自然と会話が生まれる場があります。毎週それを楽しみに訪れる人も多く、顔なじみとのやり取りのなかで、新しいアイデアやつながりが生まれてきました。

仲間と売上の一部を積み立て、新商品の試食やキャンペーンを自主的に企画。自分たちの力で地域の価値を伝えてきました。利益だけを追うのではなく、無理のない規模で続けること、そして喜んでくれる人との循環を大切にしています。

「農業は人との交流があってこそ続く」。
75歳を迎えた今も、その言葉どおり、畑とまち、人と人をつなぎ続けています。



