地域の恵みを生かすパンづくり

Mima Smile Café (美馬市)

道の駅みまの里にあるパン屋「Mima Smile Cafe(ミマスマイルカフェ)」。共同経営の一井郁子さんと藤澤久美さんが、地域の食材を生かしたパンづくりに取り組んでいます。いずれも栄養士としての経験を持つ二人は、店舗運営に加え、料理教室や「あかちゃん食堂」も開き、子育て世代が気軽に集えるコミュニティの場を育んできました。食や健康の話をきっかけに、日々の悩みや経験を分かち合えるつながりが生まれています。

試作を重ねて商品化した雑穀パン(3個セット)には、急傾斜地で営まれる農家が育てたコキビとタカキビを使用。さらに家賀で無農薬栽培された藍の粉を練り込み、やさしい色合いと風味に地域の個性を映します。味つけは控えめで、素材の味が生きた素朴な仕上がり。朝食にも合う軽やかな食べ心地で、日常に取り入れやすいのも魅力です。 

一井郁子さん
藤澤久美さん

雑穀に含まれるミネラルや食物繊維は体にもやさしく、地域の農産物の価値を伝える一品として親しまれています。地域の農家が育てた作物を地域の店が活かし、暮らしの中で循環させていく。その実践が、にし阿波の農業遺産を今の暮らしにつなげています。