平成27年12月6日から12日にかけて、つるぎ町貞光の織本屋にて、展示会「エチオピアとにし阿波の不思議な作物」が開催されました。
(※プレスリリース時:「不思議な植物エンセーテ展:エンセーテをめぐる人びとの知恵と創造」より改題。)

エチオピア南部では、「エンセーテ」と呼ばれるバショウ科の多目的有用植物を栽培しています。この「エンセーテ」は食用としてだけでなく、紙の原料になったり、多岐にわたってエチオピアの人々の生活と密接に関係しています。

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また、にし阿波を含む四国山地では、かつてアワ・ヒエ・シコクビエ・コキビ・タカキビ等の雑穀栽培が盛んでした。なかでもシコクビエやタカキビはアフリカ原産の作物です。
アフリカと四国山地は意外なところでつながっています。

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この展示会では、これら(エチオピアの「エンセーテ」とにし阿波の雑穀)の品種多様性保全に関わる実践的な地域研究について紹介され、つるぎ町民や織本屋に訪れた観光客が多く足を運びました。

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【主催】
徳島大学、徳島剣山世界農業遺産推進協議会、科学研究費補助金 基盤A「アフリカ在来知の生成と共有の場における実践的地域研究:新たなコミュニティ像の探求」代表 重田 眞義