平成27年12月6日、つるぎ町貞光の織本屋にて、つるぎ町山間部や三好市祖谷地区に伝わる労働歌を紹介するイベント、「『農楽』の時間~労働歌の世界~」が開催されました。
半田字上喜来の高木一永さんと長岡幹夫さんは、ススキの刈り取り時に唄う「肥え刈り節」や、刈り取ったススキなど重い荷物を運ぶ際に唄う「荷運び節」など4曲を披露。最後は、廻り踊りの締めにも披露される「伊勢節」で締めくくると、観客も歌い出し会場が一体となりました。
高木さんらの他にも、三好市東祖谷の都築さんら、同市西祖谷の平石さんが穀物を粉にひく際に唄う「粉ひき節」や材木をのこぎりで切る際に唄う「木びき歌」等を披露しました。
会場には約70人が詰めかけ、当時の農作業の情景に思いを馳せました。
【プログラム】
1.東祖谷の粉ひき節、阿波木びき歌、他
★語り部・唄い手・三味線演奏
都築 麗子(三好市東祖谷、古式そば打ち体験塾)
高橋 啓四郎(三好市東祖谷、奥祖谷めんめ塾)
小椋 早苗(三好市東祖谷)
2.祖谷の粉ひき節、茶もみ歌、木ひき歌、他
★語り部・唄い手
平石 安雄(三好市西祖谷、民謡の宝庫 吾橋)
3.肥え刈り節、荷運び節、伊勢節、他
★語り部・唄い手
高木 一永(つるぎ町半田上喜来、半田民芸保存会)
長岡 幹夫(つるぎ町半田上喜来、半田民芸保存会)