平成27年10月23日から25日にかけて、都市圏のメディアの方々を対象としたモニターツアー「徳島県･にし阿波の地域資源を活用した食再発見」が開催されました。
このツアーでは、にし阿波傾斜地集落の「食」をメインテーマに据え、料理研究家・日本雑穀協会理事である松田美智子氏をお招きし、にし阿波傾斜地集落で生産された雑穀などの地元食材を使用した創作料理のクッキングステージ（試食会）を行ないました。つるぎの宿岩戸（つるぎ町）にておこなわれたクッキングステージには都市圏メディアをはじめ地域住民や農家の方々を含む約40人が参加し、松田氏考案のにし阿波の食材が活かされた色鮮やかな料理に舌鼓を打ちました。食材のなかでも「にし阿波傾斜地産の干しものはとくにおいしい」と松田氏から高い評価を受け、複数のメニューにとりいれていただきました。
また、都市圏メディアの方々には東祖谷落合やつるぎ町猿飼などの傾斜地集落の農地や農家を訪問していただき、傾斜地農業の苦労や素晴らしさにもふれていただきました。
【ツアー期間】 平成27年10月23日(金)～25日(日)
【実施】 一般社団法人そらの郷（※徳島剣山世界農業遺産推進協議会からの委託事業）
【講師】 松田 美智子 氏（料理研究家・日本雑穀協会理事）
【ツアー行程】
○10/23(金)
11：30羽田空港－13：00高松空港－14：00うだつの町並み（美馬市）－16：00祖谷のかずら橋（三好市）－17：00落合集落（三好市）の農業見学 古民家ステイ施設宿泊
○10/24(土)
9：00落合集落（三好市）の農業見学－11：00落合集落展望所（三好市）－12：30つるぎの宿岩戸（つるぎ町）にてクッキングステージ （松田美智子氏による地域産品を活かした食事提供及び講演）－15：30猿飼集落（つるぎ町）の農業見学－17：00ホテル秘境の湯（三好市）宿泊
○10/25(日)
11：00高松空港－13：00羽田空港
【クッキングステージで披露されたメニュー】
①： こんにゃくと根菜のだし煮
②： そば米といんげんのきんぴら風
③： 干し野菜のキッシュ
④： 干し大根のはりはり漬け風
⑤： 揚げ岩豆腐カレー風味
⑥： 干しきのこの雑穀まぜごはん
⑦： 半田手延べ麺パスタ風干し鮎ソース
⑧： 阿波尾鶏とじゃがいもの鍋焼き
⑨： 阿波尾鶏とじゃがいものオーブン焼き
⑩： ⑧、⑨のソース：（左上から時計回りに）もろみクリームソース、もろみ醤油、みまから一味唐辛子
⑪： みかんゆず
⑫： カブのサラダゆず胡椒風味
⑬： ヨーグルト柿ソース
【今回使用されたにし阿波産の食材】
干し大根（つるぎ町産）
岩豆腐（つるぎ町産）
こんにゃく（つるぎ町産）
ごぼう（つるぎ町産）
干ししいたけ（つるぎ町産）
干しぜんまい（つるぎ町産）
干しにがうり（つるぎ町産）
いんげん（つるぎ町産）
葉付きかぶら（つるぎ町産）
干し柿（つるぎ町産）
柿（つるぎ町産）
青玉柚子（つるぎ町産）
阿波尾鶏もも肉（つるぎ町産）
半田そうめん（つるぎ町産）
お米（つるぎ町産）
しょいのみ（つるぎ町産）
干し鮎（三好市河川漁業協同組合）
そば米（三好市東祖谷産）
秋じゃがいも（つるぎ町産）
こきび（東みよし町産）
たかきび（東みよし町産）
