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岡田正子さんと藤の里工房の皆さん|世界農業遺産を支える人々

特産物を加工販売する『藤の里工房』 6次産業化が山の生計と食文化を守る

岡田 正子さん(三好市山城町/藤の里工房)

険しい渓谷と激流で知られる名勝地・大歩危(おおぼけ)峡。妖怪「児啼爺(こなきじじい)」が生まれたこの地域で、平成12年から20年にわたって地域の農産物を加工販売しているのが『藤の里工房』です。組合長を務める岡田正子さん(写真左から2番目)は「女性が働きやすく、収入を確保できる場所として組合を結成した」と話します。
工房では毎朝6時から夕方まで、女性ばかり4~6名ほどが自分や家庭の事情に合わせて無理なく働き、手際よく地元の農産物を加工していきます。たかきびやあわなどの雑穀はお餅や団子に。きれいな湧き水が豊富な上名(かみみょう)の岡田さんのわさび園で栽培されるわさびはわさび漬けに。山に自生するふきは佃煮のきゃらぶきに。そのほか、ぜんまい、さるなし、ささ、よもぎ、山椒、そばなど、地元の人に栽培、採取してもらった物を使っています。
「山城町の標高の高い傾斜地は寒暖の差があるから、いいお茶ができるんです。大歩危周辺では『八合霧(はちごうぎり)』と呼ばれる雲海が季節の変わり目などに見られて、こういう霧や朝晩の寒さで作物の甘みが出て美味しくなるんですよ」
「ぜんまいも、山城町が大正4年ごろから栽培を始めた発祥の地で、日本一の生産と言われるほどです」
工房の製品は地元産直市や観光地のお土産コーナー、食料品店などのほか、京阪神のデパートでも販売されて、根強い人気を集めています。
商品開発から営業、雇用面まで組合員で把握、検討し、売り上げは出来るだけ還元して、みんなに分けてきました。工房の6次産業化事業は、地域の生計と農業、食文化を守る大事な柱です。

こんにゃく芋の皮むき作業。歯ごたえのよいこんにゃくが作られる。

代表的な加工品。地元みやげのほか、京阪神のデパートでも販売される。

 

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