平成27年12月15日、つるぎ町一宇の剪宇(きりう)集落にて、「急傾斜地農業研修」が開催されました。
 

この研修では、徳島県西部2市2町の教育旅行受入家庭・民泊農家の方や、徳島県職員、JA等含む約50人が同集落を訪れ、急傾斜地農業「徳島・剣山の傾斜地農耕システム」を見学・体験しました。
標高約600メートル、30度近い急傾斜の畑で、剪宇集落の古城さんが常日頃行なっている「ツチアゲ」等「徳島・剣山の傾斜地農耕システム」に関する農作業を実演。

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土をかき上げる6本刃の「サラエ(ムツゴ)」、石を砕く「トンガ(テンガ)」等の伝統的な農具を使い、参加者も実際に「ツチアゲ」等の農作業を体験しました。参加者からは「うちも斜面の畑で作業をしているが、こんなきつい勾配は初めて。」「急傾斜の畑での作業がこんなに重労働だったとは。」といった驚きの声があがりました。

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また、同時開催で行なわれた「農作業用アシストスーツ」動作検証会では、徳島県と和歌山大学が共同開発している身体に装着して作業を助ける機械「農作業用アシストスーツ」が登場し、地元農家や教育旅行受入家庭の方々が装着、その効果を体験しました。

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【主催】
徳島剣山世界農業遺産推進協議会

【講師】
古城 幸男 氏(つるぎ町一宇 剪宇集落)

【同時開催】
「農作業用アシストスーツ」動作検証会
(徳島県西部総合県民局・美馬農業指導班 主催)